2023年度 精神保健福祉士国家試験 52

精神保健福祉の理論と相談援助の展開専門科目2023☆ ブックマーク

次の事例を読んで、 〔事  例〕 Cさん(25歳、男性)は、19歳の時に友人に勧められて覚醒剤を使用し、警察に逮捕され、その後、保護観察処分を受けた。 保護観察期間が終わってからは、その友人とも距離を置き、就職して23歳の時に結婚して子どもも生まれた。 ところが新しい上司との相性が悪く、ミスを叱責されたことから口論となって仕事を辞め、再び覚醒剤を勧めた友人と会うようになった。 働かずブラブラしているCさんをみた妻は、子どもを連れて家を出てしまった。 Cさんは、失意と孤独から抑うつ状態に陥り、覚醒剤を再使用したいという欲求にかられ、精神科クリニックを訪れた。 診察した医師はクリニックで実施しているSMARPP(せりがや覚せい剤依存再発防止プログラム)への参加を勧め、担当のD精神保健福祉士がプログラム導入のための面接を行った。 Cさんは、面接室に座るなり、「保護観察の時にも更生プログラムを受けた。本当に効果があるんですか」と疑心暗鬼な様子で尋ねた。 D精神保健福祉士はCさんがクリニックに来たことをねぎらい、面接を始めた。 (問題52) Cさんは、D精神保健福祉士との面接を経て、プログラムに参加することになった。 プログラムを始めたばかりのCさんは、身体もつらそうで緊張した面持ちだったが、「妻からは、『覚醒剤を勧めた友人と縁を切って、働くようになったらまた一緒に暮らしても良い』と言われた。頑張って妻と子どもに回復した姿を見せたい」と週1回の参加を続けた。 4週目には、薬物の再使用の「引き金」について考えるプログラムに参加した。 Cさんは自分の「引き金」が対人関係のつまずきと考え、D精神保健福祉士やほかのメンバーと一緒にその対処方法について確認した。 (問題53) その後、順調にみえていたCさんだったが、プログラムが始まって2か月が過ぎた頃からイライラしてプログラムのメンバーと何度か言い争う姿がみられた。 心配したD精神保健福祉士が、Cさんと面談すると、「妻と子どものことを考えると、もう絶対覚醒剤はやってはいけないと思うが、ふとした時にまた無性に覚醒剤を使いたいと思うことがある」「妻と子どもに会いたい」と訴えた。 (問題54) 次の記述のうち、この面接時のD精神保健福祉士のCさんへの発言として、適切なものを1つ選びなさい。

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