事例を読んで、U障害者支援施設のA相談員(社会福祉士)が立てた、利用者の地域移行に向けたプランに関する次の記述のうち、地域福祉の理念・原則に基づき、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
重度の知的障害があるBさん(40歳、女性)は、特別支援学校高等部を卒業後、実家から遠く離れたU障害者支援施設に入所して生活を続けてきた。
Bさんは言葉でのコミュニケーションは困難であるが、地域で近隣の住民がボランティアとして主催する音楽活動に時折参加した際には、明るい表情で音楽を聴く様子が見られた。
Bさんには兄弟姉妹がなく、両親は既に亡くなっている。
正答2
解説
正解は肢2。
Bさんは近隣住民の音楽活動で良い反応を示しており、施設近くのグループホームに移り地域住民と交流を続けるプランは社会的包摂の観点から適切。
肢1は意思表出が困難な状況を踏まえた積極的な働きかけが必要でただ待つのは不適切。
肢3は重度知的障害のあるBさんに一般就労を前提とするのは実情に合わない。
肢4は実家近くでも施設間の移動に過ぎず地域移行にならない。
肢5は専門職の関与を外し住民ボランティアに全面委任するのは支援体制として不十分。