Hさん(40歳、男性)は、アルコール依存症の入院治療を終え、現在は定期的な外来通院やセルフヘルプグループへの参加を継続している。
病棟でHさんを担当していたJ精神保健福祉士は、退院して半年後、Hさんの外来の待合室での様子が気になったことから、「お久しぶり」と声をかけ、面接室で話を聴くこととした。
Hさんは、「参加している自助グループの人間関係で悩んだりすることもあるが、トラブルにならないように何とか関係を保てている。今日は話を聴いてもらえてよかった」と語り、J精神保健福祉士はセルフヘルプグループの様子やHさんの気持ちを傾聴した。
次のうち、Hさんの支援過程においてJ精神保健福祉士が行ったこの面接の位置づけとして、正しいものを1つ選びなさい。
正答5
解説
正解は肢5。
退院後半年が経過し、外来通院や自助グループへの参加を継続するHさんの近況や気持ちを傾聴したこの面接は、終結後も安定した生活が続いているかを見守るフォローアップに位置づけられる。
肢1は、プランニングがアセスメント後に援助目標・内容を本人と定める段階であり、退院後半年の生活状況を終結後に確認した本面接には当たらないため誤りである。
肢2は、モニタリングが援助実施中に計画の進行と効果を継続確認する段階であり、退院支援終結後半年を経て近況を確認した本面接には当たらないため誤りである。
肢3は、エバリュエーションが支援目標の達成度や援助方法・過程の妥当性を評価する段階であり、本面接では評価作業ではなく終結後の近況確認をしているため誤りである。
肢4は、ターミネーションが援助関係を計画的に終結する段階であるのに対し、本面接は既に退院支援が終結して半年後の生活を確認する働きかけであるため誤りである。