正答
解説
本問は採点除外(厚生労働省により採点除外)です。
厚生労働省は、本問を「設問および選択肢が不十分なため」として採点対象から除外しました。
この問題は、Down症候群の特徴的な合併症でないものを選ぶので、○ が答え(合併症でないもの)にあたります。
しかし、選択肢の5つはいずれもDown症候群で一般の人より多くみられる合併症です。
先天性心疾患と環軸椎亜脱臼は代表的な合併症で、近視・てんかん・外反扁平足も合併しやすいことが知られています。
そのため「特徴的でない」ものを1つに絞れず、どこまでを特徴的とみなすかで判断が分かれます。
【選択肢別解説】
1:△ Down症候群では、近視などの屈折異常、斜視、白内障といった眼の合併症が多くみられます。
特徴的でないと言い切ることはできません。
2:△ Down症候群では、乳児期の点頭てんかん(West症候群)など、てんかんの合併が一般より多くみられます。
特徴的でないと言い切ることはできません。
3:△ Down症候群では、筋緊張の低下と関節の弛緩性によって外反扁平足が多くみられます。
特徴的でないと言い切ることはできません。
4:× 環軸椎亜脱臼は、靱帯の弛緩性によって起こるDown症候群の代表的な合併症です。
答えとして選ぶ肢ではありません。
頸部を強く曲げる運動や前転などには注意が必要です。
5:× 先天性心疾患は約半数にみられる代表的な合併症で、房室中隔欠損症が特徴的です。
答えとして選ぶ肢ではありません。
【ポイント】
Down症候群は21番染色体のトリソミーで、筋緊張の低下・関節の弛緩性・知的障害を特徴とします。
合併症として、先天性心疾患・環軸椎亜脱臼・消化管の奇形・甲状腺機能低下症・白血病・眼の病気・てんかんなどを押さえておきます。