正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
股関節の形状と、大腿骨の角度、靱帯の働きを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 股関節は、大腿骨頭が寛骨臼に深くはまり込む球関節(臼状関節)です。
鞍関節ではありません。
鞍関節の代表は、母指の手根中手関節です。
2:○ 頸体角は、大腿骨頸部の軸と骨幹部の軸がなす角度です。
成人では120〜130度で、これより小さいと内反股、大きいと外反股になります。
3:○ 恥骨大腿靱帯は、股関節の前下方を補強する靱帯です。
股関節の伸展と外転で緊張し、過度の運動を制限します。
4:× 大腿骨頭の中心と膝関節の中心を結ぶ運動軸(機械軸)は、垂直軸に対しておよそ3度傾く程度です。
約15度ではありません。
5:× 大腿骨頭は前方に向いてねじれている(前捻)ため、骨頭の前方は寛骨臼に完全には覆われていません。
骨頭の前面の一部は寛骨臼の外にあり、関節包と靱帯で補強されています。
【ポイント】
股関節の靱帯は、腸骨大腿靱帯、恥骨大腿靱帯、坐骨大腿靱帯の3つで、いずれも伸展で緊張します。
立位では、これらの靱帯の緊張により股関節が安定します。