正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
肺胞換気量は、1回の呼吸で吸い込んだ空気のうち、実際にガス交換に関わる肺胞まで届く量をもとに求めます。
気道にとどまってガス交換に関わらない部分を死腔といいます。
【計算】
1回あたりの肺胞換気量=1回換気量-死腔量です。
1分間の肺胞換気量=(1回換気量-死腔量)×呼吸数です。
例として、1回換気量500mL、死腔量150mL、呼吸数12回/分とします。
(500-150)×12=350×12です。
肺胞換気量は4,200mL/分です。
【選択肢別解説】
1:× 残気量は、最大に息を吐いた後も肺に残る空気の量です。
肺胞換気量の算出には用いません。
2:○ 1回換気量は、安静時に1回の呼吸で出入りする空気の量です。
肺胞換気量は、ここから死腔の分を差し引いて求めます。
3:○ 死腔の分の換気量は、1回換気量のうちガス交換に関わらない部分です。
1回換気量から差し引くために用います。
4:× 予備吸気量は、安静吸気の後にさらに吸い込める空気の量です。
肺胞換気量の算出には用いません。
5:× 予備呼気量は、安静呼気の後にさらに吐き出せる空気の量です。
肺胞換気量の算出には用いません。
【ポイント】
浅く速い呼吸では、1回換気量が減っても死腔量は変わらないため、肺胞換気量が大きく減ります。
同じ分時換気量なら、ゆっくり深い呼吸のほうが効率よく換気できます。