1,000人の高齢者に質問紙を用いたうつ病のスクリーニングを施行したところ、以下のような結果が得られた。
この検査法の感度はどれか。
ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。
正答4
解説
正解は4です。
スクリーニング検査の感度を求める計算問題です。
感度は、実際に病気がある人のうち、検査で正しく陽性と判定された人の割合です。
表では、うつ病の人20人のうち、スクリーニング陽性が16人、陰性が4人です。
【計算】
感度=真陽性÷(真陽性+偽陰性)×100です。
真陽性はうつ病でスクリーニング陽性の16人、偽陰性はうつ病でスクリーニング陰性の4人です。
感度=16÷(16+4)×100=16÷20×100です。
感度=80%です。
【選択肢別解説】
1:× 20%は、うつ病の人のうち陰性と判定された人の割合(4÷20)です。
これは偽陰性率であり、感度ではありません。
2:× 25%は、表の数値から感度の定義どおりに計算しても得られません。
感度は、うつ病の人全体を分母にして求めます。
3:× 75%も、感度の定義に沿った計算からは得られない値です。
分母と分子の取り方を確認します。
4:○ うつ病の人20人のうち16人が陽性と判定されているので、感度は80%です。
5:× 98%は、1,000人のうち非うつ病の人が占める割合(980÷1,000)です。
感度とは関係のない値です。
【ポイント】
感度は「病気の人を陽性と見つける力」、特異度は「病気でない人を陰性と判定する力」です。
本問の特異度は、非うつ病980人のうち陰性784人なので、784÷980×100で80%になります。