正答5
解説
正解は5です。
この問題は優先度が低いものを選ぶので、○ が答え(優先度が低い対応)です。
災害時の作業療法士は、避難所全体の生活環境を整え、多くの避難者の健康と生活機能を守る役割を担います。
限られた人員で多くの人を支えるため、集団や環境への働きかけが優先されます。
【選択肢別解説】
1:× 避難所は人が密集し、手洗いや換気も不十分になりやすいため、感染症が広がりやすい環境です。
感染予防対策は優先度の高い対応です。
2:× 避難所の状況把握は、どこにどのような支援が必要かを判断する出発点です。
避難者の健康状態や生活環境を把握することは優先度の高い対応です。
3:× 避難生活では動く機会が減り、心身の機能が低下する生活不活発病が起こりやすくなります。
特に高齢者で起こりやすく、その予防は優先度の高い対応です。
4:× 避難先での動線の整備は、トイレや食事場所への移動を安全にし、転倒を防ぐための環境調整です。
多くの避難者の生活を支える、優先度の高い対応です。
5:○ 避難者一人ひとりへの筋力増強訓練は、平常時の個別リハビリテーションの考え方です。
災害直後は集団や環境への支援が優先され、個別の筋力増強訓練の優先度は低くなります。
【ポイント】
災害時の作業療法では、生活環境の整備、生活不活発病の予防、要配慮者の把握と福祉用具の手配などが重要です。
個別の機能訓練よりも、避難所全体の生活を支える視点が求められます。