正答2
解説
正解は2です。
わが国の外傷性脊髄損傷の疫学を問う問題です。
近年の全国調査では、受傷者の高齢化が進み、転倒による頸髄損傷が増えています。
【選択肢別解説】
1:× 外傷性脊髄損傷は女性より男性に多く、男性が約8割を占めます。
2:○ 頸髄損傷は胸腰髄損傷より多く、全体の大部分を占めます。
高齢者の転倒による頸髄損傷の増加がその背景にあります。
3:× 最も多い受傷原因は平地での転倒です。
かつて多かった交通事故の割合は減っています。
4:× 受傷時の年齢は高齢化しており、70歳代が最も多くなっています。
20歳代が最も多いわけではありません。
5:× 頸髄損傷では、完全麻痺より不全麻痺の割合が高くなっています。
高齢者の転倒で起こる、骨折を伴わない頸髄損傷が多いことが関係しています。
【ポイント】
高齢者に多い中心性頸髄損傷では、下肢より上肢、特に手指の麻痺が強く出ます。
受傷者の高齢化で、転倒・頸髄損傷・不全麻痺の割合が増えていると押さえます。