正答3
解説
正解は3です。
慢性疼痛は、組織の損傷だけでなく、痛みへの不安や恐怖、活動の回避など心理社会的な要因が強く関わる痛みです。
治療は、痛みをなくすことより、痛みがあっても生活できることを目標にします。
【選択肢別解説】
1:× 運動療法は、慢性疼痛の治療として推奨されています。
運動を避けると体力が落ち、痛みと活動低下の悪循環が強まります。
2:× 慢性腰痛では、安静より活動を続けるほうが回復によいとされています。
安静の指示は勧められません。
3:○ 認知行動療法は、痛みへのとらわれや破局的な考え方を修正し、活動を段階的に増やす方法です。
慢性疼痛に対して有効性が示されています。
4:× 患部への積極的なマッサージは一時的な効果にとどまります。
受け身の治療に頼ると、自分で対処する力が育ちにくくなります。
5:× 疼痛が軽度でも、活動の回避によって生活の範囲が狭くなっていることがあります。
ADL訓練などで生活の中の活動を広げることは必要です。
【ポイント】
慢性疼痛では、患者自身が痛みに対処する力を高めることが目標です。
運動療法、認知行動療法、患者教育を組み合わせた集学的な治療が推奨されています。