32歳男性。
統合失調症。
入院後、症状が不安定で緊張が強い状態が続いている。
この患者に対する作業面接で、オープンスペースを用いた場面設定として最も適切な図はどれか。
正答3
解説
正解は3です。
緊張の強い統合失調症患者との作業面接で、圧迫感を与えない座席配置を図から選ぶ問題です。
要点は、作業療法士と真正面で向き合わないこと、患者を壁と机の間に閉じ込めないこと、作業活動を患者の前に置いて二人の間の媒介にすることです。
【選択肢別解説】
1:× 図1では患者と作業療法士が机とつい立ての狭い間に並んで座っています。
患者の背後がつい立てでふさがれ、逃げ場のない窮屈な配置になっています。
2:× 図2では患者と作業療法士が机をはさんで真正面に向き合っています。
視線が正面でぶつかるため、緊張の強い患者には圧迫感を与えます。
3:○ 図3では患者は開けた側に座り、作業療法士は机の角をはさんで直角(90度)の位置に座っています。
視線が直接ぶつからず、患者の背後が開いていて出入りしやすく、作業活動が患者の前にあるため適切です。
4:× 図4では患者が机と壁の狭い間に座っています。
背後が壁で囲まれ、すぐに席を離れられないため、閉じ込められた感覚を与えます。
5:× 図5では作業療法士が患者の斜め後ろに位置しています。
患者からは作業療法士が見えないため、不安や被害的な感じ方を強めるおそれがあります。
【ポイント】
緊張の強い患者には「90度の位置関係・出口側に患者・作業を媒介にする」配置が基本です。
真正面や背後からの関わりは避けます。