正答3
解説
正解は3です。
うつ病の診断と治療の基本を問う問題です。
うつ病の治療は、休養、薬物療法、精神療法(心理教育を含む)が柱になります。
【選択肢別解説】
1:× 脱感作法(系統的脱感作法)は、恐怖症などの不安障害に用いる行動療法です。
うつ病の標準的な治療法ではありません。
2:× うつ病では、病気の性質や治療の見通し、休養の大切さを本人と家族に説明する心理教育を行います。
心理教育は治療の基本です。
3:○ 過去に躁病相や軽躁病相があれば双極性障害であり、治療方針が大きく変わります。
抗うつ薬だけで治療すると躁転などの危険があるため、躁病相がないかを確認することが重要です。
4:× 修正型電気けいれん療法は、重症のうつ病、自殺の危険が高い場合、薬物療法が効かない場合に有効な治療法です。
無効とする記述は誤りです。
5:× うつ病の薬物療法の第一選択は、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRIなどの抗うつ薬です。
ベンゾジアゼピン系薬物は不安や不眠に対して補助的に用いるもので、第一選択ではありません。
【ポイント】
うつ病と診断する前に、双極性障害(躁病相の既往)や身体疾患・薬剤による抑うつを除外することが大切です。
双極性障害の治療の中心は、抗うつ薬ではなく気分安定薬です。