正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
一部のがんは、ウイルスや細菌の持続感染が原因となって発生します。
がんと原因となる病原体の代表的な組合せを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× ヘリコバクター・ピロリ菌は胃癌や胃のMALTリンパ腫の原因となる細菌です。
膀胱癌の主な危険因子は喫煙や芳香族アミンなどの化学物質で、ピロリ菌ではありません。
2:○ B型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルスの持続感染は、慢性肝炎から肝硬変を経て肝細胞癌の原因となります。
正しい組合せです。
3:○ ヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染は、子宮頸癌の主な原因です。
ワクチンによる予防も行われています。
正しい組合せです。
4:× 成人T細胞白血病の原因はヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型(HTLV-Ⅰ)です。
Epstein-Barrウイルスは、Burkittリンパ腫や上咽頭癌の原因となるウイルスです。
5:× 慢性骨髄性白血病は、9番と22番染色体の転座でできるPhiladelphia染色体(BCR-ABL融合遺伝子)が原因で、ウイルス感染によるものではありません。
HTLV-Ⅰは成人T細胞白血病の原因です。
【ポイント】
感染とがんの組合せは、HBV・HCVと肝細胞癌、HPVと子宮頸癌、ピロリ菌と胃癌、HTLV-Ⅰと成人T細胞白血病、EBウイルスとBurkittリンパ腫・上咽頭癌が頻出です。