正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
褥瘡は、骨の突出部に持続的な圧迫が加わって血流が途絶えることで生じます。
予防の基本は、圧迫の除去、ずれと摩擦の回避、皮膚の保護(スキンケア)、栄養管理です。
仙骨部は、背臥位や車椅子でずり落ちた座位で圧迫を受けやすい部位です。
【選択肢別解説】
1:× 円座は、輪の部分が周囲の皮膚を圧迫して中心部の血流を悪くし、かえって褥瘡を生じやすくします。
予防には使用しません。
2:○ 車椅子上でのプッシュアップや体幹の前傾・側屈などの除圧動作を指導すると、仙骨部や坐骨部への持続的な圧迫を定期的に解除できます。
適切な予防法です。
3:× 長時間車椅子に座り続けると、同じ部位が圧迫され続けます。
座位時間を区切り、こまめに除圧することが必要です。
4:○ 皮膚が乾燥するとバリア機能が低下し、圧迫やずれで傷つきやすくなります。
保湿クリームで皮膚を保護するスキンケアは、適切な予防法です。
5:× フットサポートを高くすると大腿が座面から浮き、体重が殿部の後方(仙骨部・坐骨部)に集中します。
仙骨部の圧迫が増えるため誤りです。
【ポイント】
車椅子座位では15〜30分ごとの除圧が目安とされます。
円座は使わず、体圧分散マットレスやクッションを用いることが褥瘡予防の基本です。