正答2
解説
正解は2です。
骨格筋の収縮は、神経からの刺激で筋細胞に活動電位が生じ、筋小胞体からCa²⁺が放出されてアクチンとミオシンが滑り合うことで起こります。
伸張反射や神経筋接合部の仕組みもあわせて確認します。
【選択肢別解説】
1:× 活動電位は筋収縮に先立って発生します。
活動電位が引き金となってCa²⁺が放出され、そのあとに収縮が起こります。
2:○ 伸張反射の感覚受容器は筋紡錘です。
筋が引き伸ばされると筋紡錘が興奮し、Ⅰa群線維を通じて脊髄のα運動ニューロンが興奮して、その筋が収縮します。
3:× 単一刺激で生じるのは、1回だけ収縮して弛緩する単収縮です。
強縮は、刺激を高い頻度で連続して与え、収縮が重なり合ったときに生じます。
4:× 神経筋接合部の終板には、ニコチン性アセチルコリン受容体が分布しています。
運動神経の終末から放出されたアセチルコリンが受容体に結合して、筋に興奮が伝わります。
5:× 筋小胞体から放出されてトロポニンに結合するのは、Na⁺ではなくCa²⁺です。
Ca²⁺がトロポニンに結合すると、アクチンとミオシンが結合できるようになります。
【ポイント】
興奮収縮連関は、活動電位、横行小管、筋小胞体からのCa²⁺放出、トロポニンへの結合、クロスブリッジの形成の順で進みます。
重症筋無力症はアセチルコリン受容体に対する自己抗体によって、神経筋接合部の伝達が障害される病気です。