正答4
解説
正解は4です。
頸動脈小体は総頸動脈が内頸動脈と外頸動脈に分かれる部位にある小さな器官で、血液中の酸素分圧の低下や二酸化炭素分圧の上昇、pHの低下を感じとる化学受容器です。
その情報は舌咽神経の枝である頸動脈洞枝によって延髄に伝えられます。
【選択肢別解説】
1:× 滑車神経(第Ⅳ脳神経)は、眼球を動かす上斜筋を支配する運動神経です。
頸動脈小体とは関係がありません。
2:× 三叉神経(第Ⅴ脳神経)は、顔面の感覚と咀嚼筋の運動を担う神経です。
頸動脈小体からの情報は伝えません。
3:× 顔面神経(第Ⅶ脳神経)は、表情筋の運動、舌の前3分の2の味覚、涙腺・唾液腺の分泌などを担います。
頸動脈小体は支配しません。
4:○ 舌咽神経(第Ⅸ脳神経)は、頸動脈洞枝を出して頸動脈小体と頸動脈洞に分布します。
化学受容器と圧受容器の情報を延髄に伝え、呼吸や血圧の調節に関わります。
5:× 副神経(第Ⅺ脳神経)は、胸鎖乳突筋と僧帽筋を支配する運動神経です。
頸動脈小体とは関係がありません。
【ポイント】
頸動脈小体・頸動脈洞は舌咽神経、大動脈小体・大動脈弓の圧受容器は迷走神経が情報を伝える、という対比が頻出です。
頸動脈洞は血圧を感じる圧受容器、頸動脈小体は血液のガスを感じる化学受容器と区別します。