正答3
解説
正解は3です。
統合失調症の急性期には、幻覚・妄想などの陽性症状が前面に出ており、治療効果は主に精神症状の改善で判断します。
精神症状の重症度を評価できる尺度が、急性期の治療効果の判定に最も適しています。
【選択肢別解説】
1:× GHQ(精神健康調査票)は、一般の人の精神的な健康状態を自記式で調べるスクリーニング検査です。
統合失調症の急性期の症状を評価する目的には合いません。
2:× LSP(Life Skills Profile)は、セルフケアや社会的な接触などの生活技能を評価する尺度です。
急性期よりも、回復期以降の生活能力の評価に用います。
3:○ PANSS(陽性・陰性症状評価尺度)は、陽性症状・陰性症状・総合精神病理の30項目を面接で評価する尺度です。
急性期の精神症状の変化を数値でとらえられるため、治療効果の判定に最も適しています。
4:× QLS(Quality of Life Scale)は、対人関係や仕事などの面から統合失調症患者の生活の質を評価する尺度です。
症状が落ち着いた時期の評価に用います。
5:× SFS(Social Functioning Scale)は、引きこもりや自立生活、就労などの社会機能を評価する尺度です。
急性期の治療効果をみる尺度ではありません。
【ポイント】
急性期は症状の評価(PANSS、BPRS)、回復期以降は生活能力や社会機能、生活の質の評価(LASMI、LSP、SFS、QLS)と、時期によって尺度を使い分けます。