正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
静的装具は、関節を一定の肢位に固定・保持するための装具です。
動的装具は、ばねやゴム、手関節の動きなどを利用して関節の運動を補助したり、他の関節に伝えたりする装具です。
【選択肢別解説】
1:○ 長対立装具は、手関節を軽度背屈位に保持し、母指を対立位に保つ装具です。
可動部分がなく、肢位を固定して保持する静的装具です。
2:× RIC型把持装具は、手関節を背屈させると指が曲がって物をつまめる、腱固定作用(テノデーシス)を利用した装具です。
手関節の動きを指の動きに伝えるため、動的装具に分類されます。
3:○ カックアップ装具(コックアップスプリント)は、手関節を軽度背屈位に固定して保持する装具です。
橈骨神経麻痺の下垂手や手関節の安静などに用いる代表的な静的装具です。
4:× Thomas型懸垂装具は、橈骨神経麻痺に用いる装具で、アウトリガーとゴムなどで手指を伸展方向に引き上げます。
運動を補助する動的装具です。
5:× Oppenheimer型装具は、ばね鋼線の弾性を利用して手関節の背屈を補助する装具で、橈骨神経麻痺に用います。
運動を補助する動的装具です。
【ポイント】
橈骨神経麻痺に用いる装具には、静的なカックアップ装具と、動的なThomas型懸垂装具・Oppenheimer型装具があります。
頸髄損傷C6レベルでは、テノデーシスを利用するRIC型把持装具(動的装具)を用います。