正答5
解説
正解は5です。
この問題は特徴的でないものを選ぶので、○ が答え(特徴的でない症状)です。
多発性骨髄腫は、形質細胞が腫瘍性に増え、異常な免疫グロブリン(M 蛋白)をつくる血液の悪性腫瘍です。
骨髄での増殖と骨の破壊によって、さまざまな症状が現れます。
【選択肢別解説】
1:× 骨髄で腫瘍細胞が増えると正常な造血が妨げられ、貧血が起こります。
特徴的な症状です。
2:× 尿中に出る M 蛋白(Bence Jones 蛋白)や高カルシウム血症によって、腎障害(骨髄腫腎)が起こります。
特徴的な症状です。
3:× 正常な免疫グロブリンが減るため、感染症にかかりやすくなります。
特徴的な症状です。
4:× 腫瘍細胞が骨を溶かす破骨細胞を活性化するため、骨がもろくなり病的骨折が起こります。
特徴的な症状です。
5:○ 骨が破壊されると骨のカルシウムが血液中に溶け出すため、低カルシウム血症ではなく高カルシウム血症が起こります。
特徴的でない症状として選ぶべき肢です。
【ポイント】
多発性骨髄腫の主な症状は「高カルシウム血症・腎障害・貧血・骨病変」で、英語の頭文字をとって CRAB と呼ばれます。
易感染性や過粘稠度症候群もみられます。