正答4
解説
正解は4です。
骨と軟部組織の腫瘍は、良性、中間悪性、悪性に分けられます。
名前に「肉腫」「腫」が付くかだけでは判断できないため、代表的な腫瘍の性質を確認します。
【選択肢別解説】
1:× 脊索腫は、胎生期の脊索の遺残から仙骨や頭蓋底に生じる悪性腫瘍です。
発育はゆっくりですが局所で浸潤し、転移することもあります。
2:× 軟骨肉腫は、軟骨をつくる細胞から生じる悪性骨腫瘍です。
骨肉腫に次いで多い原発性悪性骨腫瘍です。
3:× 血管内皮腫は、血管内皮細胞に由来する腫瘍で、中間悪性から悪性に分類されます。
良性腫瘍ではありません。
4:○ 海綿状血管腫は、拡張した血管腔が集まってできる良性腫瘍です。
骨や軟部組織、脳などに生じ、転移しません。
5:× 多発性骨髄腫は、形質細胞が腫瘍性に増える血液の悪性腫瘍です。
骨を破壊し、病的骨折や高カルシウム血症を起こします。
【ポイント】
「骨肉腫」「軟骨肉腫」「Ewing 肉腫」「脊索腫」「多発性骨髄腫」は悪性、「骨軟骨腫」「内軟骨腫」「類骨骨腫」「血管腫」は良性と整理しましょう。
骨巨細胞腫は、局所で再発しやすい中間悪性(局所侵襲性)の腫瘍に分類されます。