正答5
解説
正解は5です。
冠状動脈は、大動脈の起始部にある大動脈洞から出て、心臓の筋肉に血液を送る動脈です。
左冠状動脈は前下行枝(前室間枝)と回旋枝に分かれ、右冠状動脈は右心室や心臓の下壁を栄養します。
【選択肢別解説】
1:× 冠状動脈は、大動脈弁の心室側ではなく、弁を越えた大動脈側(大動脈洞)から出ます。
2:× 左右の冠状動脈の間には細い吻合があります。
ただし吻合は細く、急に閉塞すると血流を補えないため機能的終動脈と呼ばれます。
3:× 房室結節は、多くの人で右冠状動脈の枝が血液を送っています。
左冠状動脈が送るという記述は一般的ではありません。
4:× 前下行枝と回旋枝に分かれるのは、右ではなく左冠状動脈です。
5:○ 左冠状動脈の前下行枝は、心室中隔の前方約3分の2に血液を送ります。
後方約3分の1は主に右冠状動脈の後下行枝が栄養します。
【ポイント】
洞房結節と房室結節は、多くの人で右冠状動脈から血液を受けます。
そのため右冠状動脈の閉塞では、徐脈や房室ブロックが起こりやすくなります。