正答3
解説
正解は3です。
アルコール依存症に伴う合併症と、それぞれの治療を正しく対応させる問題です。
【選択肢別解説】
1:× アルコール幻覚症は、意識が清明なまま幻聴などが出る状態です。
治療には抗不安薬ではなく抗精神病薬を用います。
2:× Wernicke脳症はビタミンB1(チアミン)の欠乏で起こります。
治療はビタミンDではなくビタミンB1の投与です。
3:○ 再飲酒を防ぐには、断酒会やAA(アルコホーリクス・アノニマス)などの自助グループへの参加が有効です。
仲間と体験を共有することで断酒を続けやすくなります。
4:× 振戦せん妄はアルコール離脱症状の一つで、治療にはベンゾジアゼピン系薬を用います。
抗酒薬は断酒を続けるための薬で、離脱期のせん妄の治療には用いません。
5:× 人格変化に対して修正型電気けいれん療法は適応になりません。
修正型電気けいれん療法は重症のうつ病などに用いる治療です。
【ポイント】
「Wernicke脳症はビタミンB1」「振戦せん妄はベンゾジアゼピン系薬」「断酒の維持は自助グループと抗酒薬」と整理しましょう。
抗酒薬は飲酒すると不快な症状が出るため、断酒の意思がある人に用います。