正答2
解説
正解は2です。
上肢を挙上するとき、肩甲上腕関節の動きと肩甲骨の上方回旋が一定の比率で起こります。
これを肩甲上腕リズムといい、肩甲上腕関節と肩甲骨の動きの比はおよそ2対1です。
【計算】
肩甲上腕関節:肩甲骨上方回旋 = 2:1 とします。
外転90°のうち、肩甲骨が担う角度は 90° × 1/3 で求めます。
90° × 1/3 = 30° となります。
したがって、肩甲骨の上方回旋は約30°です。
【選択肢別解説】
1:× 15°では、肩甲骨の動きが比率から求めた値の半分しかありません。
外転90°時の上方回旋としては小さすぎます。
2:○ 肩甲上腕リズムの2対1の比率から、外転90°のうち約30°が肩甲骨の上方回旋です。
残りの約60°を肩甲上腕関節が担います。
3:× 45°は、肩甲上腕関節と肩甲骨が1対1で動いた場合の値です。
外転90°時の上方回旋としては大きすぎます。
4:× 60°は、上肢を180°まで挙上したときの肩甲骨の上方回旋の角度です。
外転90°の時点の値ではありません。
5:× 75°は、肩甲骨の上方回旋の最大値よりも大きい値です。
外転90°時の値としては誤りです。
【ポイント】
上肢の全挙上180°のうち、肩甲上腕関節が約120°、肩甲骨の上方回旋が約60°を担います。
挙上の初期(外転30°程度まで)は肩甲骨の動きが少ないなど、比率は時期によって変わることも知っておきましょう。