呼びかけると開眼し、発語はあるが不適当である。
運動の指示に応じた動きは見られず、逃避反応がある。
この時のGCS(Glasgow Coma Scale)はどれか。
正答3
解説
正解は3です。
GCS(Glasgow Coma Scale)で意識レベルを評価する問題です。
GCSは開眼(E:1〜4点)、最良言語反応(V:1〜5点)、最良運動反応(M:1〜6点)の3項目で評価します。
【計算】
開眼:呼びかけで開眼するのでE3です。
言語:発語はあるが内容が不適当なのでV3です。
運動:指示には従わず、痛み刺激から逃れようとする逃避反応なのでM4です。
したがってE3V3M4(合計10点)となります。
【選択肢別解説】
1:× E4は自発的に開眼している状態です。
本症例は呼びかけで開眼するのでE3です。
2:× E4は誤りであり、V4(混乱した会話)とM5(痛みの部位に手をもっていく)も本症例と合いません。
3:○ 呼びかけで開眼(E3)、不適当な言葉(V3)、逃避反応(M4)で、すべての項目が一致します。
4:× V4は会話が成り立つものの見当識が混乱している状態です。
M3は異常屈曲(除皮質硬直)であり、逃避反応のM4とは異なります。
5:× V5は見当識が保たれた会話、M5は痛み刺激の部位に手を払いのける反応です。
いずれも本症例より良い状態を示します。
【ポイント】
M4(逃避屈曲)とM3(異常屈曲)、V4(混乱した会話)とV3(不適当な言葉)の区別が頻出です。
GCSは点数が低いほど重症で、合計8点以下は重症とされます。