正答3
解説
正解は3です。
急性期を過ぎた直後の統合失調症患者は、まだ疲れやすく、外からの刺激に敏感な状態です。
作業療法の導入時は、刺激を少なくし、安心できる場と関係をつくることを重視します。
【選択肢別解説】
1:× 役割を与えると、責任による緊張や負担が増えます。
役割の付与は、状態が安定した回復期後期以降に行います。
2:× 対人交流を積極的に促すと、刺激が多くなり疲労や症状の悪化を招きます。
導入時は、ほかの人と同じ場にいられる程度から始めます。
3:○ 同じ曜日・時間・場所・担当者で定期的に行うことで、見通しが立ち安心感が得られます。
刺激に敏感な時期の導入として適切です。
4:× 複数の作業療法士が関わると、人の刺激が増え、混乱を招きます。
担当者を固定して、一貫した関わりを保ちます。
5:× この時期の退行的な行動は、回復の過程でみられる自然な反応です。
関与を控えるのではなく、受け止めて保護的に関わります。
【ポイント】
回復期前期の作業療法は「安心・安全な場・少ない刺激・一貫した関わり・個別対応」が基本です。
作業も、簡単で短時間に終えられ、失敗の少ないものを選びます。