正答5
解説
正解は5です。
炎症は、経過によって急性炎症と慢性炎症に分けられます。
急性炎症では血管の変化と滲出、好中球の浸潤が中心です。
慢性炎症ではリンパ球や形質細胞、マクロファージの浸潤と、組織の線維化が中心になります。
【選択肢別解説】
1:× 血管内皮細胞の損傷は、血管の透過性が高まる急性炎症の初期の変化です。
慢性炎症に特有の特徴ではありません。
2:× 血漿蛋白の滲出は、血管の透過性の亢進によって起こる急性炎症の特徴です。
3:× 好中球の集積は急性炎症の特徴です。
慢性炎症では、リンパ球やマクロファージ、形質細胞が主体となります。
4:× サイトカインは急性炎症でも慢性炎症でも分泌されます。
慢性炎症だけの特徴ではありません。
5:○ 慢性炎症では、組織の破壊と修復が長く繰り返されるため、線維芽細胞が増えて組織の線維化が進みます。
肝硬変や肺線維症などがその例です。
【ポイント】
急性炎症は「血管の変化・滲出・好中球」、慢性炎症は「リンパ球・形質細胞・マクロファージ・線維化」と整理します。
炎症の5徴候は発赤、熱感、腫脹、疼痛、機能障害です。