正答3
解説
正解は3です。
ポピュレーションアプローチは、集団全体に働きかけて、リスクの分布全体を低い方へ移す予防の考え方です。
これに対し、リスクの高い人を選び出して対策するのがハイリスクアプローチです。
生活習慣の改善のように、多くの人が少しずつリスクを下げることで効果が大きくなる疾患に適しています。
【選択肢別解説】
1:× 膵臓癌は、集団全体の生活習慣を変えて予防する効果が確立している疾患とはいえません。
最も適切な対象ではありません。
2:× 白内障の主な原因は加齢です。
集団全体への働きかけで予防する対象としては最も適切ではありません。
3:○ 生活習慣病は、食事、運動、喫煙などの生活習慣が発症に大きく関わります。
減塩や運動の普及など社会全体への働きかけで予防効果が得られるため、ポピュレーションアプローチの代表的な対象です。
4:× 統合失調症は、生活習慣を変えて発症を予防できる疾患ではありません。
5:× 慢性腎臓病(CKD)も生活習慣と関わりますが、糖尿病や高血圧のある人を見つけて管理するハイリスクアプローチが中心です。
選択肢の中で最も適切なのは生活習慣病です。
【ポイント】
ポピュレーションアプローチは「集団全体」、ハイリスクアプローチは「高リスク者」を対象とします。
健康日本21などの健康づくり施策では、両者を組み合わせて用います。