正答5
解説
正解は5です。
リンパは、組織間液が毛細リンパ管に取り込まれたものです。
集合リンパ管、リンパ節、リンパ本幹を経て、最終的に静脈角(内頸静脈と鎖骨下静脈の合流部)で静脈に注ぎます。
右上半身のリンパは右リンパ本幹を経て右静脈角へ、それ以外の大部分は胸管を経て左静脈角へ注ぎます。
【選択肢別解説】
1:× 乳び槽は横隔膜の上ではなく下、第1〜2腰椎の前面にあります。
下半身と腹部のリンパが集まる袋状の部分で、胸管の始まりです。
2:× リンパ管には静脈と同じように弁があり、リンパの逆流を防いでいます。
3:× 胸管は右ではなく左の静脈角に合流します。
右の静脈角に注ぐのは右リンパ本幹です。
4:× リンパ節は毛細リンパ管ではなく、集合リンパ管の経路の途中にあります。
リンパ中の異物や病原体をこし取る働きをします。
5:○ 左上肢のリンパは腋窩リンパ節を経て左鎖骨下リンパ本幹に集まり、左静脈角付近で静脈に注ぎます。
【ポイント】
右上半身(右上肢・右頭頸部・右胸部)のリンパだけが右リンパ本幹から右静脈角へ流れ、残りは胸管から左静脈角へ流れます。
乳癌の術後に起こるリンパ浮腫は、腋窩リンパ節の郭清でこの流れが妨げられて生じます。