正答2
解説
正解は2です。
骨がつくられる仕組み(骨化)には、膜性骨化と軟骨内骨化の2つの様式があります。
膜性骨化は、結合組織の中で骨芽細胞が直接骨をつくる様式で、頭蓋冠をつくる扁平骨(前頭骨・頭頂骨など)や顔面の骨の多く、鎖骨の一部がこの様式で形成されます。
軟骨内骨化は、まず軟骨で骨の形ができ、それが骨に置き換わる様式で、四肢や体幹の多くの骨がこれに当たります。
【選択肢別解説】
1:× 肋骨は、軟骨で形ができたあとに骨に置き換わる軟骨内骨化で形成されます。
前端部は肋軟骨として軟骨のまま残ります。
2:○ 頭蓋骨のうち、頭頂骨や前頭骨など頭蓋冠をつくる扁平骨は膜性骨化で形成されます。
新生児の大泉門・小泉門は、この骨化がまだ完了していない部分です。
3:× 上腕骨は長管骨で、軟骨内骨化で形成されます。
骨端軟骨(成長軟骨)の部分で長さが伸びます。
4:× 手根骨は短骨で、軟骨内骨化で形成されます。
出生後に順に骨化が進むため、骨年齢の評価に用いられます。
5:× 大腿骨は長管骨で、軟骨内骨化で形成されます。
【ポイント】
膜性骨化でできる骨は、頭蓋冠・顔面骨・鎖骨の一部と覚えます。
頭蓋底の骨は軟骨内骨化で形成されるため、頭蓋骨のすべてが膜性骨化ではない点にも注意します。