正答2
解説
正解は2です。
加齢に伴い、嚥下に関わる筋力・感覚・反射は全体的に低下します。
代表的な変化が、食塊が咽頭に入ってから嚥下反射が起こるまでの時間の延長(嚥下反射の遅延)で、誤嚥の原因になります。
【選択肢別解説】
1:× 加齢により咳反射は亢進ではなく低下します。
気道に異物が入っても咳で出せず、むせのない誤嚥(不顕性誤嚥)の原因になります。
2:○ 加齢により咽頭の感覚が鈍くなり、嚥下反射の開始が遅れます。
反射が起こる前に食塊が気道へ流れ込みやすくなるため、誤嚥の危険が高まります。
3:× 加齢により喉頭の位置は上昇ではなく下降します。
喉頭が下がると、嚥下のときに喉頭を十分に持ち上げにくくなります。
4:× 加齢や服薬の影響で、唾液の分泌量は増加ではなく減少します。
口の中が乾燥し、食塊をまとめにくくなります。
5:× 加齢により咽頭の筋力が低下し、咽頭通過時間は短縮ではなく延長します。
咽頭に食物が残りやすくなります。
【ポイント】
加齢による嚥下の変化は、反射の遅延と低下、喉頭の下降、唾液の減少、咽頭残留の増加とまとめて覚えます。