正答2
解説
正解は2です。
Gerstmann症候群は、優位半球(通常は左)の頭頂葉、特に角回の損傷で起こります。
手指失認・左右識別障害・失書・失算の4つの症状がそろうのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 健忘(記憶障害)は、海馬や視床、乳頭体などの損傷で起こります。
Gerstmann症候群の症状ではありません。
2:○ 失算は、計算ができなくなる症状です。
Gerstmann症候群の4徴の一つです。
3:× 失構音(発語失行)は、構音の運動の計画が障害される症状です。
主に左の中心前回下部の損傷で起こり、Gerstmann症候群の症状ではありません。
4:× 遂行機能障害は、主に前頭葉の損傷で起こります。
Gerstmann症候群の症状ではありません。
5:× 半側空間無視は、主に右半球(劣位半球)の頭頂葉の損傷で起こります。
Gerstmann症候群は左半球の損傷によるものなので、該当しません。
【ポイント】
Gerstmann症候群の4徴は「手指失認・左右識別障害・失書・失算」で、病巣は左角回です。
同じ頭頂葉でも、右の損傷では半側空間無視や着衣障害が目立つ、と対比して覚えましょう。