正答5
解説
正解は5です。
統合失調症では、幻覚や妄想などの陽性症状、意欲低下などの陰性症状に加えて、認知機能障害がみられます。
記憶・注意・遂行機能・処理速度などの認知機能を評価する尺度を選びます。
【選択肢別解説】
1:× GAF(Global Assessment of Functioning:機能の全体的評定尺度)は、心理的・社会的・職業的な機能を総合して1〜100点で評価します。
認知機能そのものを測る尺度ではありません。
2:× BPRS(簡易精神症状評価尺度)は、不安・抑うつ・幻覚などの精神症状の重症度を評価します。
認知機能の評価には用いません。
3:× Rehab(精神科リハビリテーション行動評価尺度)は、病棟での行動や社会生活能力を評価します。
認知機能の検査ではありません。
4:× PANSS(陽性・陰性症状評価尺度)は、統合失調症の陽性症状・陰性症状・総合精神病理を評価します。
精神症状の評価が中心で、認知機能を直接検査するものではありません。
5:○ BACS-J(統合失調症認知機能簡易評価尺度日本語版)は、統合失調症の認知機能を評価するために作られた検査です。
言語性記憶、作業記憶、運動機能、言語流暢性、注意と情報処理速度、遂行機能を評価します。
【ポイント】
統合失調症の評価は、精神症状ならBPRS・PANSS、全体的な機能ならGAF、社会生活能力ならRehab・LASMI、認知機能ならBACS-Jと整理しましょう。