第72回 臨床検査技師国家試験 問128

臨床生理学2026年☆ ブックマーク

この問題は「採点除外(正答値表に記載なし)」として採点から除外されています。

総頸動脈の超音波像(別冊No.8)を別に示す。 内中膜複合体厚〈IMT〉はどれか。

第72回 問128 の図 1
正答

解説

本問は採点除外(正答値表に記載なし)です。 図は総頸動脈の長軸像で、上方の血管腔は無エコーに描出されています。 遠位壁(画面の下側の壁)は、内腔側から順に、薄い高エコー層、低エコー層、厚い高エコー層の3層にみえます。 内中膜複合体厚〈IMT〉は、内腔と内膜の境界から、中膜と外膜の境界までの厚さです。 図では内腔側の高エコー層と低エコー層を合わせた範囲に当たります。 しかし図の括弧はいずれも位置や長さが微妙で、この範囲だけを正確に示すものが1つに定まりません。 そのため、正答を1つに決められず採点から除外されたと考えられます。 【選択肢別解説】 1:× ①は内腔面から離れた、深部の高エコー層の中にあります。 外膜の一部を示しており、IMTではありません。 2:△ ②は内腔側から低エコー層の下端付近までを示しています。 IMTの定義に最も近い範囲ですが、上端が内腔面からやや離れています。 3:△ ③は内腔面から始まりますが、下端は深部の高エコー層にまで入り込んでいます。 IMTに外膜の一部を加えた範囲とも読めます。 4:× ④は内腔面から離れた深部の高エコー層を示しています。 外膜から周囲組織に当たり、IMTではありません。 5:× ⑤は内腔面から深部までの壁全体を示しています。 外膜まで含んでおり、IMTより厚い範囲です。 【ポイント】 IMTは原則として遠位壁で、内腔側の高エコー層の立ち上がりから、外膜の高エコー層の立ち上がりまでを計測します。 最大IMTが1.1 mmを超える場合を肥厚とし、動脈硬化の指標になります。

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