正答3
解説
正解は3です。
不規則抗体の同定では、試薬赤血球との反応(凝集)の有無と、各赤血球がもつ抗原の表を照らし合わせます。
図Aでは、No.1とNo.4の試験管の底に赤血球の塊があり、上清は透明です。
これは凝集した陽性の反応です。
No.2、No.3、No.5と自己対照では、赤血球が均一に混ざり、凝集していない陰性の反応です。
自己対照が陰性なので、自己抗体ではなく同種抗体と考えます。
抗原表を見ると、陽性のNo.1とNo.4は、どちらもE抗原が+です。
陰性のNo.2、No.3、No.5は、すべてE抗原が0です。
E抗原の有無と反応が完全に一致するため、抗Eと判断します。
【選択肢別解説】
1:× D抗原が+のNo.2が陰性です。
抗Dなら凝集するはずなので、否定されます。
また、D抗原が0のNo.4が陽性である点も合いません。
2:× C抗原が+のNo.2とNo.3が陰性です。
抗Cなら凝集するはずなので、否定されます。
3:○ E抗原が+のNo.1とNo.4だけが陽性で、E抗原が0の赤血球はすべて陰性です。
反応のパターンが完全に一致します。
4:× c抗原が+のNo.3とNo.5が陰性です。
抗cなら凝集するはずなので、否定されます。
5:× e抗原が+のNo.2、No.3、No.5が陰性で、e抗原が0のNo.1とNo.4が陽性です。
抗eのパターンとは逆です。
【ポイント】
抗体の同定では、陰性の赤血球がもつ抗原を除外していく「消去法」が基本です。
抗Eは、日本人で頻度の高い不規則抗体の一つです。