正答1
解説
正解は1です。
傍胸骨長軸像は、胸骨左縁に探触子を置き、左室を長軸方向に切った断面です。
画面の上が探触子に近い前方(胸壁側)、下が後方(背側)になります。
上から順に、右室、心室中隔、左室、左室後壁が並びます。
画面右側には大動脈基部と、その後方の左房が描出されます。
図の矢印は、画面最上部の探触子直下にある黒い(無エコーの)心腔を指しています。
その下には、心室中隔と大動脈前壁につながる高エコーの壁が横に走っています。
心室中隔より前方にある最も浅い心腔なので、右室と判断します。
【選択肢別解説】
1:○ 右室は、傍胸骨長軸像で最も前方(画面上部)に描出される心腔です。
矢印の位置と一致します。
2:× 右房は、傍胸骨長軸像には通常描出されません。
心尖部四腔像や右室流入路像で観察します。
3:× 左室は、心室中隔の後方(画面中央)に描出されます。
矢印が指す最前方の心腔ではありません。
4:× 左房は、大動脈基部の後方(画面右下)に描出されます。
矢印の位置とは異なります。
5:× 肺動脈は、傍胸骨短軸像の大動脈弁レベルなどで観察します。
この断面の矢印の位置には描出されません。
【ポイント】
傍胸骨長軸像は「前から右室、心室中隔、左室、後壁」、右側は「大動脈と左房」の位置関係で覚えましょう。