正答2
解説
正解は2です。
尿の混濁は、塩類・細菌・白血球・脂肪などが原因になります。
原因物質ごとに溶ける条件が異なるため、試薬や加温で混濁が消えるかどうかで原因を推定できます。
【選択肢別解説】
1:× 加温で溶けて透明になるのは尿酸塩です。
細菌による混濁は加温でも試薬でも消えず、ろ過しても除けません。
2:○ リン酸塩(リン酸カルシウムやリン酸アンモニウムマグネシウム)はアルカリ尿で析出し、酸に溶けます。
3%酢酸を加えると溶解して混濁が消えるため、正しい組合せです。
3:× 10%塩酸で溶けるのはシュウ酸カルシウムなどのシュウ酸塩です。
シュウ酸塩は酢酸には溶けず塩酸に溶ける点が鑑別の要点です。
4:× 10%水酸化カリウムで溶けるのは尿酸塩や尿酸です。
脂肪による混濁はアルカリでは消えません。
5:× アルコール・エーテル混合液で透明になるのは脂肪(乳び尿)です。
シュウ酸塩は有機溶媒には溶けません。
【ポイント】
加温で尿酸塩、酢酸でリン酸塩・炭酸塩、塩酸でシュウ酸塩、アルコール・エーテルで脂肪が消えると整理しましょう。
炭酸塩は酢酸を加えると気泡を出して溶ける点も特徴です。