正答3
解説
正解は3です。
尿試験紙の蛋白検査は、pH指示薬の「蛋白誤差」を利用した方法です。
指示薬が蛋白と結合すると、pHが変わらなくても色が変わる性質を使っています。
【選択肢別解説】
1:× 試験紙法の検出感度はアルブミンで15〜30 mg/dL程度です。
50〜100 mg/dLでは感度が低すぎます。
2:× アスコルビン酸の影響を受けて偽陰性になるのは、潜血やブドウ糖の項目です。
蛋白の項目はほとんど影響を受けません。
3:○ pH8以上の強アルカリ尿では、緩衝能を超えて指示薬自体が変色します。
そのため蛋白がなくても偽陽性になります。
4:× 試験紙法はアルブミンに鋭敏に反応しますが、グロブリンやBence Jones蛋白には反応が弱いです。
蛋白の種類で反応性に差があります。
5:× スルホサリチル酸法のほうが感度は高く、グロブリンやBence Jones蛋白とも反応します。
試験紙法の感度がより高いわけではありません。
【ポイント】
試験紙の蛋白はアルカリ尿で偽陽性、Bence Jones蛋白は見逃しやすいと覚えます。
試験紙が陰性でも骨髄腫が疑われる場合は、スルホサリチル酸法などで確認します。