正答4
解説
正解は4です。
許容濃度は、日本産業衛生学会が勧告している、労働者の有害物質への曝露の基準です。
用語の似た「管理濃度」や「生物学的許容値」などと区別することが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 事務所内の空気環境を規定する濃度は、許容濃度ではありません。
事務所衛生基準規則などで定められる、空気環境の基準です。
2:× 生物学的モニタリングで許容される生体内濃度は、生物学的許容値です。
尿や血液中の物質や代謝物の濃度で評価するもので、許容濃度とは別の基準です。
3:× 動物の毒性試験で有害な影響がみられない最大の量は、無毒性量です。
許容濃度は、労働者への影響をもとに定められる基準です。
4:○ 許容濃度は、労働者に健康上の悪影響がみられないと判断される濃度です。
1日8時間・週40時間程度、激しくない労働で曝露されたとき、平均曝露濃度がこの値以下なら、ほとんどすべての労働者に悪影響がみられないとされます。
5:× 作業環境管理の良否を判断する管理区分を決めるための濃度は、管理濃度です。
作業環境測定の結果を評価するための行政上の基準で、許容濃度とは目的が異なります。
【ポイント】
許容濃度は個人の曝露の基準、管理濃度は作業場の環境の評価基準です。
生物学的許容値は生体試料で評価する基準と整理しましょう。