正答5
解説
正解は5です。
1回呼吸法による肺拡散能力の測定では、一酸化炭素を含む試験ガスを1回吸い込み、約10秒息を止めてから吐き出します。
図では、安静呼吸のあと最大呼気まで吐き(①・②)、残気量の位置から最大吸気まで試験ガスを吸い込んでいます(③)。
平らな部分が息止めで、その後の呼気の最初の部分が④、続く部分が⑤です。
【選択肢別解説】
1:× ①は安静吸気位から最大呼気位までの部分で、試験ガスを吸う前に肺内の空気を吐き出す段階です。
ガスは採取しません。
2:× ②は安静呼気位から最大呼気位までの部分で、予備呼気量にあたります。
ガス採取の部分ではありません。
3:× ③は残気量の位置から試験ガスを一気に最大吸気する部分です。
ガスを吸い込む段階であり、採取する部分ではありません。
4:× ④は息止め後の呼気の最初の部分で、気道などの死腔にあるガスを含みます。
肺胞気を反映しないため捨てます。
5:○ ⑤は死腔ガスを捨てたあとに続く呼気で、肺胞気を反映します。
この部分を採取して一酸化炭素とヘリウムなどの濃度を測定します。
【ポイント】
1回呼吸法は「最大呼気、試験ガスの最大吸気、約10秒の息止め、死腔ガスの破棄、肺胞気の採取」の順で行います。
死腔ガスを捨てる量はおおむね0.75〜1 Lが目安です。