正答2
解説
正解は2です。
要因と疾患の間に因果関係があるかを判断する基準として、Hillの基準などが知られています。
そのなかで、どの場合にも欠かせない条件は「時間的な前後関係」です。
【選択肢別解説】
1:× 疾患Bの患者全員が要因Aを持つ必要はありません。
多くの疾患は複数の要因で起こり、要因Aがなくても発症することがあります。
2:○ 要因Aが疾患Bの発症に先行することは不可欠です。
原因は結果より前に存在しなければならないためです。
3:× 要因Aがないと疾患Bを発症しない必要はありません。
これは必要条件(唯一の原因)を意味しますが、リスクファクターはそれより広い概念です。
4:× 量反応関係は因果関係を支持する根拠になりますが、不可欠ではありません。
量反応関係が明確でない要因もあります。
5:× 動物実験での再現は因果関係を支持しますが、不可欠ではありません。
ヒトに特有の疾患では、動物実験で再現できない場合もあります。
【ポイント】
Hillの基準には、関連の強固性・一致性・特異性・時間性・量反応関係・生物学的妥当性などがあります。
このうち必ず満たす必要があるのは「時間性」です。