正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
オモテ検査でB型なら、ウラ検査ではA₁赤血球だけが凝集し、B赤血球は凝集しないはずです。
ウラ検査がO型と判定されたのは、B赤血球まで凝集したためです。
B赤血球を凝集させる、抗B以外の抗体が血清中にある状況を考えます。
【選択肢別解説】
1:× 後天性Bは原因になりません。
A型の人の赤血球が細菌の酵素でB様抗原を獲得する現象で、オモテ検査がAB型様になります。
ウラ検査でB赤血球を凝集させる原因ではありません。
2:○ 寒冷凝集素は原因になります。
抗Iなどの寒冷凝集素は、成人のほぼすべての赤血球と室温で反応します。
そのため、ウラ検査でB赤血球も凝集させます。
3:○ 不規則抗体は原因になります。
ウラ検査用のB赤血球がもつ抗原(M・P1など)に対する抗体があると、B赤血球も凝集します。
4:× 無ガンマグロブリン血症は原因になりません。
抗A・抗B自体が少ないため、ウラ検査の凝集は弱くなるか消えます。
B赤血球まで凝集することはありません。
5:× 直接抗グロブリン試験陽性は原因になりません。
患者の赤血球に抗体が結合している状態で、主にオモテ検査に影響します。
血清でB赤血球を凝集させる原因ではありません。
【ポイント】
ウラ検査で「予期しない凝集」が出たら、寒冷凝集素や不規則抗体を疑います。
37℃で反応させる、自己対照を置くなどの方法で原因を確認します。