正答2
解説
正解は2です。
CH50は、補体の古典経路の成分(C1〜C9)を総合した活性を示す検査です。
補体が消費されたり、作られなかったりすると低下し、炎症で補体の産生が増えると上昇します。
【選択肢別解説】
1:× 補体は主に肝臓で作られます。
肝硬変では補体の産生が減るため、CH50は低値になります。
2:○ 補体成分の多くは急性期蛋白でもあり、悪性腫瘍や感染症などの炎症で産生が増えます。
そのためCH50は高値になります。
3:× 遺伝性血管神経性浮腫では、C1インヒビターが不足して補体が過剰に活性化します。
C4やC2が消費されるため、CH50は低値になります。
4:× SLEでは免疫複合体が古典経路を活性化し、補体が消費されます。
そのためCH50は低値になり、病気の活動性の指標になります。
5:× 膜性増殖性糸球体腎炎〈MPGN〉では補体が持続的に消費されます。
そのためCH50は低値になります。
【ポイント】
補体が低値になる腎炎として、溶連菌感染後急性糸球体腎炎、ループス腎炎、MPGNの3つが頻出です。
CH50が高値になるのは、悪性腫瘍、感染症、関節リウマチなどの炎症性疾患です。