正答3
解説
正解は3です。
単一窒素呼出曲線は、100%酸素を最大吸気したあと、ゆっくり最大呼気したときの呼気窒素濃度を記録したものです。
図では、0.8 Lまでに濃度が急上昇し、そのあと2.2 L付近までなだらかに上昇します。
2.2 L付近から終わりの2.6 L付近までは、傾きが急になって再び上昇しています。
この最後の急上昇部分が第Ⅳ相で、その容量がクロージングボリュームです。
【選択肢別解説】
1:× ①は呼出の始めから濃度が急に立ち上がるまでの区間です。
死腔気と移行部分に当たり、クロージングボリュームではありません。
2:× ②は濃度がなだらかに上昇する第Ⅲ相(肺胞プラトー)の区間です。
クロージングボリュームではありません。
3:○ ③は第Ⅲ相から第Ⅳ相へ曲がる点から、呼出終了までの区間です。
下肺野の末梢気道が閉じ始めてからの容量なので、クロージングボリュームに当たります。
4:× ④は呼出開始から第Ⅳ相の始まりまでの区間です。
クロージングボリュームではありません。
5:× ⑤は第Ⅲ相の始まりから呼出終了までの区間です。
第Ⅲ相を含むため、クロージングボリュームではありません。
【ポイント】
クロージングボリュームに残気量を加えたものをクロージングキャパシティと呼びます。
末梢気道病変や加齢、喫煙で増加し、第Ⅲ相の傾き(ΔN2)も大きくなります。