正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
マイトジェンは、抗原の種類に関係なく多数のリンパ球を活性化して分裂させる物質です。
リンパ球幼若化試験では、T細胞とB細胞のどちらを刺激するかでマイトジェンを使い分けます。
【選択肢別解説】
1:○ コンカナバリンA〈Con A〉はT細胞のみを刺激します。
タチナタマメ由来のレクチンで、T細胞表面の糖鎖に結合して分裂を促します。
2:× リポポリサッカリド〈LPS〉はT細胞ではなく、B細胞を刺激します。
グラム陰性菌の外膜成分で、Toll様受容体4を介してB細胞を活性化します。
3:○ フィトヘムアグルチニン〈PHA〉はT細胞のみを刺激します。
インゲンマメ由来のレクチンで、T細胞機能の評価に最もよく用いられます。
4:× ポークウィードマイトジェン〈PWM〉はT細胞だけでなく、B細胞も刺激します。
T細胞の助けを借りてB細胞を活性化し、抗体産生も誘導します。
5:× スタフィロコッカス・アウレウス コーワン1〈SAC〉はT細胞ではなく、B細胞を刺激します。
菌体表面のプロテインAがB細胞の表面免疫グロブリンに結合して活性化します。
【ポイント】
「T細胞はPHAとCon A、B細胞はLPSとSAC、両方はPWM」と覚えます。
リンパ球幼若化試験は、細胞性免疫の機能評価に用いられます。