正答4
解説
正解は4です。
ダイオキシン類は、ごみの焼却などで生じる有機塩素化合物です。
脂肪に溶けやすく分解されにくいため、環境や生体内に長く残ります。
本問は「誤っているもの」を選ぶので、誤った記述が正答です。
【選択肢別解説】
1:× ダイオキシン類は、動物実験で口蓋裂などの奇形を起こすことが確認されており、催奇形性があります。
正しい記述なので、正答ではありません。
2:× 発達期の神経系への影響など、神経毒性が報告されています。
正しい記述なので、正答ではありません。
3:× 脂溶性が高く分解されにくいため、食物連鎖を通じて生物の体内に濃縮されます。
正しい記述なので、正答ではありません。
4:○ ダイオキシン類は、DNAを直接傷つける作用(遺伝毒性)はほとんどないとされています。
発がんには、アリール炭化水素受容体を介した遺伝子発現の変化などの促進作用が関わると考えられています。
この記述が誤りで、本問の正答です。
5:× ホルモンの働きを乱す内分泌攪乱作用があり、いわゆる環境ホルモンの1つとされています。
正しい記述なので、正答ではありません。
【ポイント】
ダイオキシン類の毒性は「発がん性(促進作用)・催奇形性・免疫毒性・内分泌攪乱作用」です。
最も毒性が強いのは2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(TCDD)で、毒性等量(TEQ)で評価します。