正答3
解説
正解は3です。
反回神経は、声帯を動かす喉頭の筋肉の大部分を支配する神経です。
この神経は迷走神経(第Ⅹ脳神経)から枝分かれします。
【選択肢別解説】
1:× 第Ⅷ脳神経は内耳神経(前庭蝸牛神経)で、聴覚と平衡覚を伝えます。
反回神経は分岐しません。
2:× 第Ⅸ脳神経は舌咽神経で、舌の後ろ3分の1の味覚や咽頭の感覚を伝えます。
反回神経は分岐しません。
3:○ 第Ⅹ脳神経は迷走神経で、胸部で反回神経を分岐します。
左の反回神経は大動脈弓を、右は右鎖骨下動脈をくぐって上行し、喉頭に向かいます。
4:× 第Ⅺ脳神経は副神経で、胸鎖乳突筋と僧帽筋を支配します。
反回神経は分岐しません。
5:× 第Ⅻ脳神経は舌下神経で、舌の運動を支配します。
反回神経は分岐しません。
【ポイント】
反回神経が麻痺すると、声帯が動かなくなり嗄声(声がれ)が起こります。
左の反回神経は経路が長いため、肺癌や大動脈瘤、甲状腺手術などで障害されやすい神経です。