正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
トレッドミル負荷試験は、ベルトの上を歩いたり走ったりして運動負荷をかけ、心電図の変化を観察する検査です。
主に狭心症(心筋虚血)の診断や、運動時に誘発される不整脈の評価に用いられます。
代表的な負荷方法であるBruce法の段階の長さも、よく問われる知識です。
【選択肢別解説】
1:○ 不安定狭心症は、心筋梗塞に移行する危険が高い状態です。
運動負荷で発作や心筋梗塞を誘発するおそれがあるため、負荷試験は禁忌です。
2:× 目標心拍数は、体重ではなく年齢から決めます。
最大心拍数を「220−年齢」で推定し、その85〜90%程度を目標とするのが一般的です。
3:× トレッドミル負荷試験では、四肢の電極を体幹に移したMason-Likar誘導による12誘導心電図で監視します。
CM5誘導は、主にホルター心電図で用いる双極誘導です。
4:○ 運動によって心拍数や交感神経の緊張が高まると、期外収縮や心室頻拍などの不整脈が誘発されることがあります。
その有無や種類を調べる目的でも、負荷試験が用いられます。
5:× Bruce法は、1分ごとではなく3分ごとに速度と傾斜を段階的に上げる多段階負荷法です。
各段階を3分間続けて、心拍数や血圧、心電図の変化を観察します。
【ポイント】
負荷試験の禁忌には、急性心筋梗塞の発症早期、不安定狭心症、重症大動脈弁狭窄症、急性心不全などがあります。
「目標心拍数は220−年齢から」「Bruce法は3分ごとに負荷を上げる」と数字をセットで覚えましょう。