正答4
解説
正解は4です。
商用交流(50/60 Hz)の電流を体表に流したときの最小感知電流は、約1 mAです。
周波数が1 kHzを超えると、神経や筋が電流の速い変化に反応できなくなり、感知に必要な電流は周波数に比例して大きくなります。
【計算】
1 kHz以上では、最小感知電流 = 1 mA ×(周波数 ÷ 1 kHz)と考えます。
100 kHzを代入すると、1 mA ×(100 kHz ÷ 1 kHz)= 1 mA × 100 となります。
したがって、最小感知電流は約100 mAです。
【選択肢別解説】
1:× 10 μAは、心臓に直接電流が流れる場合に心室細動を起こしうる電流(ミクロショック)の目安です。
体表での最小感知電流ではありません。
2:× 100 μAは、ミクロショックの心室細動の閾値として知られる値です。
体表での最小感知電流とは異なります。
3:× 1 mAは、商用交流での最小感知電流です。
100 kHzでは感知に必要な電流がこれより大きくなります。
4:○ 100 kHzでは、商用交流の最小感知電流約1 mAの約100倍となり、およそ100 mAになります。
5:× 1 Aは100 kHzでの最小感知電流としては大きすぎます。
【ポイント】
電気メスが大きな電流を流しても感電しないのは、数百kHz以上の高周波を用いているためです。
ただし、高周波でも電流密度が高い部位では熱傷を起こすことがあります。