正答2
解説
正解は2です。
超音波診断装置は、音速と反射波が戻るまでの時間から、反射体までの距離を計算します。
そのため、生体内の平均的な音速は基本的な定数として覚えておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 500 m/sは生体の音速より遅すぎます。
空気中の音速(約340 m/s)に近い値で、軟部組織には当てはまりません。
2:○ 生体軟部組織の平均音速は約1,530 m/sで、1,500 m/sが最も近い値です。
軟部組織は大部分が水でできているため、水中の音速(約1,500 m/s)に近くなります。
装置もこの値を仮定して距離を表示しています。
3:× 2,500 m/sは軟部組織より速すぎます。
軟部組織の音速は脂肪でも約1,450 m/s、筋でも約1,580 m/s程度です。
4:× 3,500 m/sは骨に近い値です。
骨の音速は3,000 m/sを超え、軟部組織の平均とは大きく異なります。
5:× 4,500 m/sも骨や固体に近い値で、生体の平均的な音速ではありません。
【ポイント】
音速は、空気(約340 m/s)<脂肪<水・軟部組織(約1,500 m/s)<骨(3,000 m/s以上)の順です。
実際の音速が仮定値と違うと、距離や形のずれ(アーチファクト)が生じます。