正答2
解説
正解は2です。
受動免疫は、他者や動物がつくった抗体(免疫グロブリン)を投与して、すぐに防御効果を得る方法です。
一方、ワクチンで自分の体に抗体をつくらせる方法を能動免疫といいます。
【選択肢別解説】
1:× 結核の予防はBCGワクチンの接種による能動免疫です。
受動免疫は行われていません。
2:○ B型肝炎では受動免疫が行われています。
HBs抗原陽性の母親から生まれた児や、針刺し事故の後に、抗HBs人免疫グロブリン(HBIG)を投与します。
多くの場合、ワクチン(能動免疫)を併用します。
3:× インフルエンザの予防はワクチン接種による能動免疫です。
発症後は抗ウイルス薬で治療し、抗体製剤は用いません。
4:× 肺炎球菌感染症の予防は、肺炎球菌ワクチンによる能動免疫です。
5:× ヒト免疫不全ウイルス感染症には、受動免疫による予防法はありません。
曝露後の予防には抗HIV薬を内服します。
【ポイント】
受動免疫は効果がすぐに出ますが、持続は一時的です。
HBIGのほか、抗破傷風人免疫グロブリンや抗狂犬病免疫グロブリンが代表例です。